離乳食に調味料はいつから?醤油・味噌・塩・砂糖の使い方を医師・親の視点から整理する

「1歳になったから、そろそろ大人と同じ味付けでもいいの?」

「醤油や味噌は何か月から使えるの?」

「薄味って言われるけど、実際どのくらい?」

「調味料なしで作ると、子どもが食べてくれない……」

離乳食を進めていると、「味付け」は意外と悩みやすいポイントです。

私自身も呼吸器内科医として働きながら子育てをしていますが、離乳食について調べていると、「○か月から醤油OK」「1歳になれば大人と同じ味付けでOK」といった情報を目にする一方で、「本当にそうなの?」と疑問に感じることがあります。

そこでこの記事では、厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」や「日本人の食事摂取基準(2025年版)」などをもとに、離乳食の調味料についてできるだけシンプルに整理してみます。

私は小児科専門医でも小児栄養の専門家でもありません。そのため、この記事はあくまで「医師×親」の立場から、公的資料や医学的情報を整理したものとして読んでください。

また、離乳食の進み方や食物アレルギー、成長には個人差があります。食事について心配なことがある場合は、かかりつけの小児科医や管理栄養士、自治体の栄養相談なども活用してください。

※本記事は2026年8月28日時点の情報をもとにしています。


目次

目次

  • 離乳食の進め方:まずは基本のおさらい
  • 調味料はいつから使っていい?
  • なぜ離乳食は「薄味」が基本なの?
  • 調味料別に見る「使い方のポイント」
  • 「薄味でも美味しく」作るコツ
  • 外食・市販のベビーフードとの付き合い方
  • よくある疑問Q&A
  • まとめ

離乳食の進め方:まずは基本のおさらい

そもそも「離乳」とは、母乳や育児用ミルクだけで栄養をとる時期から、少しずつ食べ物から栄養をとれるようになり、幼児食へ移行していく過程のことです。

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」では、離乳開始の目安は生後5〜6か月頃とされています。

ただし、これはあくまで目安です。首のすわり、支えて座れるか、食べ物に興味を示すか、スプーンを口に入れたときに舌で押し出す反射が弱くなっているかなど、子どもの発達の状態をみながら開始することが大切です。

離乳食の時期は、おおむね次のように考えます。

  • 離乳初期(生後5〜6か月頃):なめらかにすりつぶした状態から始め、食べ物を飲み込むことや味・舌触りに慣れていく時期
  • 離乳中期(生後7〜8か月頃):舌でつぶせる程度の固さへ。1日2回食を基本に、食品の種類や味、舌触りを広げていく時期
  • 離乳後期(生後9〜11か月頃):歯ぐきでつぶせる程度の固さへ。1日3回食に進め、手づかみ食べなども経験していく時期
  • 離乳完了期(生後12〜18か月頃):歯ぐきで噛める程度の食事へ。1日3回の食事リズムを整え、幼児食へ移行していく時期

ここで注意したいのが、「離乳完了」という言葉です。

「離乳完了=大人と全く同じ食事が食べられるようになる」という意味ではありません。

食べる量や固さ、味付けなどは、子どもの発達や食べる能力に合わせて調整していきます。月齢はあくまで目安として考えましょう。


調味料はいつから使っていい?

結論からいうと、「○か月になったら醤油OK」という明確な一律ルールがあるわけではありません。

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、離乳開始頃は調味料を必要とせず、離乳の進行に応じて食塩や砂糖などを使用する場合には、食品そのものの味を生かしながら薄味でおいしく調理するとされています。

つまり、イメージとしては次のように考えると分かりやすいでしょう。

時期 調味料の考え方
5〜6か月頃 基本的に調味料は不要。まずは食べることに慣れる
7〜8か月頃 基本は薄味。食材そのものの味やだしを活かす
9〜11か月頃 必要に応じて少量の調味料を使ってもよい。薄味を意識する
12〜18か月頃 幼児食へ移行する時期。ただし大人と同じ濃さにはせず、薄味を基本にする

したがって、「離乳食は9か月から調味料を使わなければならない」という意味でも、「1歳まで絶対に調味料禁止」という意味でもありません。

「基本は素材の味。必要になったら少量の調味料で食べやすくする」くらいに考えるのが、実際の家庭では分かりやすいと思います。


なぜ離乳食は「薄味」が基本なの?

理由①:食塩をとりすぎないため

離乳食を薄味にする理由として、まず重要なのが食塩(ナトリウム)の摂りすぎを避けることです。

乳幼児は成人より体が小さいため、同じ量の塩分でも体重あたりの摂取量は大きくなります。また、乳幼児期は食事量そのものがまだ少ないため、塩分の多い食品を食べると、1日の摂取量に占める割合が大きくなりやすいという特徴があります。

「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、1〜2歳の食塩相当量の目標量は、男児3.0g未満/日、女児2.5g未満/日です。

ここは以前の基準から変更されているため注意が必要です。

2020年版では1〜2歳について男女とも3.0g未満でしたが、2025年版では男児3.0g未満、女児2.5g未満となっています。

なお、この数値は「毎日必ずこの量まで摂取する」という意味ではなく、生活習慣病予防の観点から設定された1日あたりの目標量です。

理由②:濃い味付けを当たり前にしないため

乳幼児期は、さまざまな味や食感を経験していく時期です。

そのため、最初から塩分や砂糖を多く使った味付けにするよりも、野菜や魚、肉、だしなど、食材そのものの味を経験する機会を作ることには意味があります。

ただし、「薄味で育てれば将来必ず高血圧にならない」「濃い味に慣れると必ず濃い味を好むようになる」といった単純な因果関係まで確立しているわけではありません。

したがって、ここは「将来の味覚を決定する」というより、さまざまな味を経験し、濃い味付けに偏らない食習慣を作っていく」くらいに考えるのが適切です。

理由③:大人と同じ味付けをそのまま取り入れないため

大人が「ちょうどいい」と感じる味付けは、乳幼児にとっては濃すぎることがあります。

例えば、醤油や味噌は少量でも食塩相当量が増えます。

だからこそ、子どもの分だけ薄味にすることには意味があります。


調味料別に見る「使い方のポイント」

塩(食塩)

塩は最も分かりやすい「食塩相当量」の供給源です。

離乳開始頃には基本的に必要ありません。離乳が進んで、食材の味だけでは食べにくい場合などに、必要に応じて少量使用するという考え方で十分です。

「薄味」の具体的な感覚としては、大人が食べて「ちょっと薄いかな」と感じる程度を一つの目安にするとよいでしょう。

ただし、「大人が薄いと感じる味」を厳密な数値基準として扱う必要はありません。家庭の食事全体から摂取する食塩量も含めて考えることが大切です。

醤油

醤油は少量でもしっかり味がつく一方、食塩相当量も比較的多い調味料です。

そのため、離乳食では「味をつける」というより「香り・風味を足す」程度に使うのがおすすめです。

例えば、煮物や野菜、豆腐などにほんの少量加えるだけでも、風味が変わります。

また、醤油には商品によって原材料やアレルゲン表示が異なります。大豆・小麦などに食物アレルギーがある、または疑われる場合には、原材料表示を確認し、必要に応じて医師へ相談してください。

味噌

味噌も醤油と同じく、少量でも味がしっかりつく一方で、食塩相当量の多い調味料です。

味噌汁を子どもに取り分ける場合には、「味噌を入れる前に子ども分を取り分ける」方法が非常に簡単です。

その後、大人用の鍋に味噌を加えれば、同じ料理を食べながら子どもだけ薄味にできます。

また、だしをしっかり効かせれば、味噌の量を減らしても風味を感じやすくなります。

砂糖

砂糖についても、「何か月から禁止」というより、必要以上に甘い味付けを習慣化しないことを意識するとよいでしょう。

厚生労働省の離乳食ガイドでも、離乳の進行に応じて砂糖を使用する場合には、食品の味を生かしながら薄味にすることが示されています。

かぼちゃ、さつまいも、にんじん、果物など、自然な甘みを持つ食材を利用すれば、砂糖を加えなくても十分食べやすくなることがあります。

砂糖を完全に禁止する必要はありませんが、「甘くすれば食べる」という状態を作らないことがポイントです。

みりん・料理酒

みりんや料理酒にはアルコールを含む製品があります。

料理で使用して加熱する場合でも、「加熱すればアルコールが完全になくなる」とは限りません。特に乳幼児の食事では、無理に使用する必要はありません。

離乳食では、だしや野菜、肉・魚などの旨味を利用することで、みりんや料理酒を使わなくても十分おいしく作れます。

大人用の料理に使った場合も、子どもに取り分けるのであれば、できるだけアルコールを使用する前、あるいは子ども用として安全に調理できる段階で取り分ける方法が安心です。

ハチミツ【重要】

ハチミツは1歳未満には絶対に与えないでください。

これは「薄味にしましょう」という話とは別格の、明確な安全上の注意点です。

ハチミツにはボツリヌス菌の芽胞が含まれることがあり、1歳未満の乳児では腸内で菌が増殖して毒素を産生し、乳児ボツリヌス症を発症する可能性があります。

症状としては、便秘、哺乳力の低下、元気がなくなる、泣き声の変化、首のすわりが悪くなるなどがあり、重症化することもあります。

さらに重要なのが、通常の加熱や調理ではボツリヌス菌の芽胞を十分に死滅させられないことです。

そのため、1歳未満ではハチミツそのものだけでなく、ハチミツ入りの飲料、お菓子、パンなどの加工食品も避ける必要があります。

一方、厚生労働省は1歳以上ではハチミツはリスクの高い食品ではないとしています。

ケチャップ・ソース・マヨネーズなど

これらについても、「添加物が入っているから乳幼児には危険」と一括りに考える必要はありません。

むしろ確認したいのは、食塩相当量、糖類、脂質などの量と、使用する量です。

少量を風味付けとして使用することはできますが、商品によって栄養成分や原材料が異なるため、気になる場合は表示を確認しましょう。

特に幼児期は食事量そのものが少ないため、調味料をたくさん使うと、相対的に食塩や糖分の摂取量が増えやすくなります。


「薄味でも美味しく」作るコツ

「調味料を減らしたら、全然食べてくれない……」

これは親としてはかなり困りますよね。

でも、味付けを濃くする以外にも、食べやすくする方法はあります。

① だしを活用する

昆布、かつお節などからとっただしは、塩分をほとんど加えなくても旨味をプラスできます。

離乳食では、だしを効かせるだけで「調味料なしでも意外と食べる」ということがあります。

市販のだしを使う場合も、「無添加」という言葉だけで判断せず、食塩相当量や原材料表示を確認すると安心です。

② 素材の甘み・旨味を利用する

玉ねぎ、にんじん、かぼちゃ、さつまいも、トマトなどは、加熱することで甘みや旨味を感じやすくなります。

「調味料を減らす=味気なくする」ではなく、「素材の味を引き出す」と考えると、離乳食作りが少し楽になります。

③ 旨味のある食材を組み合わせる

野菜や豆腐だけでは味が淡白でも、魚や肉、だしなどを組み合わせることで、調味料を減らしても風味を出しやすくなります。

ただし、魚などを使用する場合は、骨を十分に取り除くなど、安全面にも注意しましょう。

④ 味ではなく「食感・温度」を見直す

「味が薄いから食べない」と思っていたら、実は固さ、舌触り、大きさ、温度、食べるタイミングが原因だった、ということもあります。

特に離乳食では、発達に合わせて「なめらか→舌でつぶせる→歯ぐきでつぶせる→歯ぐきで噛める」と食感を変えていくことが重要です。

⑤ 大人の食事から「味付け前」に取り分ける

個人的にも、子育て家庭にはかなりおすすめしたい方法です。

「子どもの分を別メニューで作る」のではなく、「大人の料理を途中まで一緒に作り、味付け前に子ども分を取り分ける」方法です。

例えば、肉じゃがなら具材を煮るところまでは一緒。子ども分を取り分けてから、大人用に醤油や砂糖などを加えます。

これなら料理の手間を大きく増やさずに、家族で同じ料理を楽しめます。


外食・市販のベビーフードとの付き合い方

市販のベビーフードは「手抜き」ではない

離乳食を毎食手作りするのは、かなり大変です。

市販のベビーフードは、月齢・年齢に応じた商品設計がされており、忙しい日や外出時の選択肢として便利です。

厚生労働省の離乳支援でも、離乳の進行に応じてベビーフードを適切に利用できるとされています。

また、ベビーフードを選ぶときは、「無添加かどうか」だけを見るのではなく、対象月齢、食塩相当量、アレルゲン、原材料などを確認するとよいでしょう。

栄養成分表示では、ナトリウムは「食塩相当量」として表示されるのが基本です。

外食では「大人の料理をそのまま」は避ける

外食では、家庭よりも味付けが濃い料理が多いため、乳幼児に大人用の料理をそのまま与えるのは避けたほうが無難です。

子ども向けメニューがある場合は、対象年齢や内容を確認して利用しましょう。

また、外出時にベビーフードを持参するのも非常に現実的な方法です。

なお、刺身などの生魚を「シンプルな食材だから」と乳幼児に与えるのはおすすめできません。生魚には食中毒や寄生虫などのリスクがあるため、離乳食では十分に加熱した魚を使用するのが基本です。

お菓子は「少しならOK」でも、習慣化には注意

スナック菓子や大人向けのお菓子には、食塩や糖分、脂質が多いものがあります。

「一口食べたから大変なことになる」という話ではありませんが、乳幼児期はまず食事から必要な栄養をとることが優先です。

お菓子を食べること自体を過度に禁止するのではなく、日常的に濃い味・甘い味のお菓子に偏らないことを意識すれば十分です。


よくある疑問Q&A

Q:1歳になったら調味料を使っていい?

はい、少量の調味料を使うこと自体は問題ありません。ただし、「1歳になったから大人と同じ濃さでOK」という意味ではありません。

1歳頃は離乳完了期に入り、幼児食へ移行していく時期です。必要に応じて少量の醤油や味噌などを使いながら、引き続き薄味を意識するとよいでしょう。

Q:醤油や味噌は何か月から?

「○か月から必ず使える」という一律の基準はありません。

厚生労働省のガイドでは、離乳開始頃は調味料は必要なく、離乳の進行に応じて食塩や砂糖などを使用する場合には、食品の味を生かしながら薄味にする、とされています。

したがって、「月齢」よりも「離乳の進み具合」と「必要性」で考えるのが適切です。

Q:調味料なしで食べてくれない場合は?

まず、味付け以外の原因も考えてみましょう。

  • 固さが発達に合っているか
  • 大きさや形が食べやすいか
  • 温度が適切か
  • 食材の組み合わせが合っているか
  • 眠すぎたり疲れていないか
  • 空腹のタイミングが合っているか

そのうえで食べにくそうなら、だしを使ったり、野菜や果物など素材の甘みを利用したり、少量の調味料で風味をつける方法を試してみましょう。

「薄味にすること」自体が目的になって、子どもが食事を嫌いになってしまっては本末転倒です。

Q:醤油・味噌は大豆アレルギーがなければ大丈夫?

大豆や小麦などにアレルギーがある場合は、原材料やアレルゲン表示を確認する必要があります。

一方、食物アレルギーを心配して、アレルゲンとなりうる食品を自己判断で長期間避けることはおすすめできません。食物アレルギーについては、現在のガイドラインでは、必要以上に離乳食の開始や特定食品の摂取を遅らせないことが基本的な考え方です。

過去に食物アレルギーを起こしたことがある、湿疹が強い、特定の食品を食べて症状が出たことがあるなどの場合は、自己判断せず医師に相談してください。

Q:新しい食材や調味料は「必ず昼間」に試すべき?

安全を考えて、初めて食べるものを医療機関を受診しやすい時間帯に少量から試すという考え方は実用的です。

ただし、これはすべての家庭に一律に課せられた法律や絶対的なルールではありません。

特にアレルギーが心配な場合や、過去に食物アレルギー反応があった場合には、自己判断で進めず、医師に相談してください。

Q:大人と同じ食事を作って、子どもだけ薄味にするのは面倒……

そこでおすすめなのが、「味付け前に取り分ける」方法です。

例えばカレーなら、具材を煮込んでいる途中で子ども分を取り分け、その後に大人用のルウを加える。

煮物なら、だしで煮たところで子ども分を取り分け、その後に醤油や砂糖などを加える。

これだけでも、離乳食作りの負担をかなり減らせます。

Q:薄味を続けると「味覚が育たない」?

「薄味だから味覚が育たない」という考え方は適切ではありません。

離乳期は、甘味・酸味・苦味・旨味など、さまざまな味を経験していく時期です。

濃い味を避けることだけを目的にするのではなく、野菜、魚、肉、豆腐、果物、だしなど、さまざまな食品の味や食感を経験させることが大切です。

つまり、「薄味=味がない食事」ではなく、「薄味でもいろいろな味がある食事」を目指すと考えると分かりやすいでしょう。

Q:ハチミツは1歳を過ぎれば食べても大丈夫?

1歳以上では、ハチミツは乳児ボツリヌス症の観点からリスクの高い食品ではありません。

一方で、1歳未満ではハチミツおよびハチミツ入りの食品を与えないことが重要です。

「加熱したハチミツなら大丈夫」ということもありません。ボツリヌス菌の芽胞は通常の加熱や調理では十分に死滅しないため、1歳未満では加熱の有無にかかわらず避けてください。


まとめ

  • 離乳初期(5〜6か月頃)は、基本的に調味料は不要。まずは食べることや食材の味に慣れる
  • 調味料は「○か月から」という一律のルールではなく、離乳の進行に応じて必要なら少量から
  • 1歳になったからといって、大人と同じ濃さの味付けにする必要はない
  • 薄味の基本は、食塩を摂りすぎないことと、食材そのものの味を経験すること
  • 1〜2歳の食塩相当量の目標量は、2025年版では男児3.0g未満、女児2.5g未満/日
  • 醤油・味噌は「味付け」よりも「風味付け」と考えて少量に
  • 砂糖は完全禁止ではないが、素材の自然な甘みをまず活用する
  • みりん・料理酒は乳幼児の食事に必須ではなく、無理に使う必要はない
  • ハチミツは1歳未満には絶対に与えない
  • 「無添加」という言葉だけで判断せず、食品表示や食塩相当量を確認する
  • 外食では大人用の料理をそのまま与えず、子ども用メニューやベビーフードなどを活用する
  • 生魚などは「シンプルな食材」でも乳幼児には適さないため、十分な加熱を基本にする
  • 大人の料理は「味付け前に子ども分を取り分ける」と、家庭で実践しやすい

離乳食の味付けで一番大切なのは、「何か月から醤油を使う」というルールを覚えることではありません。

「素材の味を基本にしながら、必要に応じて少量の調味料を使う」。

これくらいの感覚で十分です。

そして、育児では「理想通りに毎日作る」ことよりも、親子ともに無理なく続けられることが大切だと思います。

忙しい日は市販のベビーフードを使ってもいい。大人の料理から取り分けてもいい。毎食完璧な薄味にできなくても、それだけで大きな問題になるわけではありません。

「できる範囲で薄味」「いろいろな食材を経験」「食事を楽しい時間にする」

このくらいのスタンスで、離乳食と付き合っていくのが現実的ではないでしょうか。

なお、食物アレルギー、食べる量が極端に少ない、体重・身長の増え方が気になる、むせやすい・飲み込みにくそうなど、個別に心配なことがある場合には、かかりつけの小児科医や管理栄養士に相談してください。


執筆:Dr.はると(呼吸器内科専門医・子育て中の父)
医師×資産形成×育児をテーマに発信中

参考:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」、「日本人の食事摂取基準(2025年版)」、厚生労働省「ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから」

※本記事は2026年8月28日時点の情報をもとに、一般的な情報提供を目的として作成しています。個別のお子さんの食事については、かかりつけの小児科医・管理栄養士などにご相談ください。

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この記事を書いた人

Dr.はるとのアバター Dr.はると 呼吸器内科専門医

Dr.はると|呼吸器内科専門医・0歳児パパ
医師として働きながら、資産形成・育児の両立に取り組んでいます。
「医師目線のリアルな情報」を届けるべく、資産形成・育児・医療知識のテーマで発信中。
「難しい情報をわかりやすく」をモットーに、忙しい医師・子育て中の親御さんに役立つ記事を書いています。

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